冬至は1年の中の最後の「二十四節気」。二十四節気は約2600年前に中国で作られ1年を24に分けて季節の移り変わりをあらわしたものです。

(二十四節気一覧)
春:立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏:立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋:立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬:立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
※ 24の季節の節(ふし)だから「二十四節季」と間違いそうですが、「二十四節気」が正解です。

冬至…太陽の高さが1年中で最も低く、昼が1年中で最も短く夜が最も長くなる
夏至…太陽の高さが1年中で最も高く、昼が1年中で最も長く夜が最も短くなる
春分・秋分…昼と夜の長さが同じ

冬至については様々な言い伝えや風習

冬至にかぼちゃを食べるのは、中風(脳卒中)や風邪を引かない、金運を祈願する意味があるようです。「冬至にかぼちゃ」は現代的に解釈すると、緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようとした先人の知恵だと言えます。実際にかぼちゃには、体内でビタミンに変化するカロチンがたっぷり含まれています。ビタミンAは、肌をツヤツヤにし動脈硬化の予防(中風予防)になるだけでなく、皮膚や粘膜、視力、骨や歯にも効果があるものです。かぼちゃを食べて風邪知らず!

また、冬至に「ん」のつく食品を食べると幸運が得られるという言い伝えがあります。冬至の七種は「ん」が2つつくもので「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」でこれらを食べると病気にかからず、うどんは運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので出世するといわれています。 ↳弊社の日本文化の授業では留学生の学生たちが「ドラゴンフルーツ!」や「マンゴー!」 など教えてくれました(*^-^*)

冬至に「ゆず湯」に入るわけ

寿命が長く病気にも強い柚子の木にならい、柚子風呂に入って無病息災を祈る風習になったと言われています。実際ゆず湯は風邪予防や皮膚を守り、美肌効果が高いようです。