お花見の由来

奈良時代から平安時代にかけて、貴族たちの間で行われた花を見ながら歌を詠む会が 『花見』の起源とされます。
娯楽としてのお花見が庶民の間に広まったのは、豊臣秀吉の時代からで、江戸時代には徳川吉宗によって江戸のあちこちに桜の植樹をおこない、これに宴会好きの江戸っ子が食いついて、瞬く間に江戸庶民の間に広まっていきました。

桜餅

【 関東風=長命寺(ちょうめいじ) 】

享保2年(1717年)、隅田川沿い長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされて考案し売り出されたことから、「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれています。

【 関西風=道明寺(どうみょうじ) 】

道明寺粉(もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの。大阪の道明寺で作られたため道明寺粉という)で皮を作り餡を包んだ、まんじゅう状のお餅。道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴で、「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。